今回も沢山のご参加、誠にありがとうございました。
新年度が始まり既に一か月が経過しました。
GW講習 総括
この6日間で急激な成長を遂げたかのように思う選手がいますが、その子が本来持っていた力が少しずつ発揮されて来たのではないかと私は考えています。
自分の中にある潜在的な力は、何かふとしたきっかけで現れることがあります。
しかしながら、そればかりに期待していてはいけません。
そういったきっかけを掴む選手は、往々にして日頃からひたむきに取り組んでいる選手です。
よくする話…
選手たちに頻繫に伝えていますが、
成長は「いかに日常と繋げるか」なのです。
どれだけ1.2時間トレーニングを頑張ったとしても大した成果は得られません。
ただ、その頑張った2時間をその後の一週間に持ち込めたらいかがでしょう。
私生活・学校生活を整え、常に大好きなサッカーに100%向き合う為の準備をする。
やりすぎでしょうか。
しかし、目的に最適化する練習はもう既に始まっています。
自分のパフォーマンスを維持する為、必要な情報を集め、必要なケアをする。
今、そういった習慣を身に付けることが出来れば、もう既にあなたはプロサッカー選手です。
プロサッカー選手になりたければ、プロであるかのように振る舞うことからではないでしょうか。
ある選手はトレーニングが終わるたび、どうすればもっと良くなるかを考えたうえで、質問とサッカーノートを持ってくる選手がいます。
常に向上心を持ち、自分のプレーにクエスチョンを持ちながらトレーニングをしているからこその質問内容です。
そりゃあ伸びますよ。
ヒントを与えれば、どんどん自分なりに解釈しながら戦い方や自分の活かし方を身につけていきますから。
なぜ伸びるのか。
なぜなら彼は、ピッチの上と日常を繋げているからです。
私はその意識と執念を、リスペクトしています。
子どもたちにかかる期待は日に日に大きくなりますが、着実に一歩ずつ成長していただけるよう引き続き指導してまいります。
スタッフ一同
筆者:山本 伊織