4月~沢山のテーマをもち、たくさんの問題を抱え、沢山、武器になりそうなものをみんなと一緒に探して来た。
その上で今日は、正直な話をしたいと思う。
守備の強度に関しては本当に良くやってきたと思う。
本当に今年の6年は良く頑張る。それは自他共に認めてくれている部分だ。
例えば、おちゃらけたやつもいるけど、根っこは本気で、負けず嫌いで、誰かのせいにしそうになったりもするけど、自分に矢印が向いているからこそ、本当に落ち込んだり、悔しくてボロボロに泣いて帰る選手もいる。それは誰かが不必要にとがめたからでもないだろうし、誰かがその姿や結果をバカにしたからでもないだろう。本当にチームとして、個人として実力に向き合っている証拠だと思う。
そういう部分に関しては、他の学年のクラスでは見たことがない。
心の底にあるサッカーに対してのピュアな情熱や、成長に対しての貪欲さは、凄くこの学年のアイデンティティーだと思う。
最近、思ってしまうこと。
ただ、6年生・5年生ともに、本当に勝ちたいピッチで何かできる選手と、全く何もできなくない選手の差が明確になってきた様に感じる。
自分の調子やタイミングだけでサッカーする自己中サッカーは、そろそろ変えていかないといけない段階に入っている。
今後、試合に使いたくても使えない。呼びたくても呼べない。
どうせ呼んでも、自分で崩壊していくか、ちょっとうまくいって細かいミスや繊細さが無くなり、結局ノリと勢いで、プレーが危なっかしく単調な物ばかりになっていくだけなのが、容易に想像できてしまうからだ。
そんな選手が原則に立ち返るところを俺は見たことがない。
いつもの自分を取り戻せる瞬間は、日頃を丁寧に細やかに、自分に向き合っている選手にしか訪れないと思う。
いつ自分を持たざるものであると認める?
もう時間はないよ?
「チームの為に、自分を消して、サッカーをしてください。」
そんなことは誰も言わないし、言えないよ。
でも日々のトレーニングから、自分押し殺して歯食いしばってチームの為に走り抜いて、自分がとったボールすぐに味方に託して、誰かが取られたボールを自分が取られたかの様なスピードで追いかけ回して、休憩になればコーチに話にきて、課題を見つめ続ける2時間を過ごす。それぐらいしないと、パワフルで上手い選手がゴロゴロいるチームと競ることはできないと思う。それでも勝てるか分からない世界なんだって。
はやく気付かないと。
「今ある差はこのままじゃ埋まらないよ。」
このままで満足ならそれでいいし、別に勝つ事に興味ないなら、そのまんまでいればいいよ。
日々の取り組みで、意思表示してくれ。目の色変えてやるやつには俺はとことん付き合うよ。
5年生にもギラギラした選手はたくさんいるし、タレントも多い。
思い出作りで試合を組んでると思ったら大間違いだぞ。
評価するのは試合じゃない。姿勢と、日々の取り組みだけ。
日常と勝ちたいピッチをいち早くリンクさせろ。
環境を変えたあいつは、J下部に呼ばれるあいつらは、もう既にその緊張感の中で生活してるよ。
俺達もやろうぜ。勝つために、しなやかで逞しい組織創ろう。
人がテキトーに集まってサッカーしてんじゃないんだ。
俺たちはもっと良いチームになれる。
そのために、もっと要求しろ。自分たちにに課すんだって。高いレベルのスタンダードを。